「8.20の奇跡」

MINERVA2005-08-20

2005年8月20日
この日は歴史的な日として永きに渡り記憶されるだろう。



オイラに。



その日の始まりはいつもと何ら変わりはなかった。
起床は9時。
本日は「後藤真希カジュアルディナーショーin広尾レストラン ラ・クロシェット」の日。
13時に広尾に行けばよいので、早いくらいですな。
今日のイベントは一体どんなだろー、昨日買ったジャケットもちゃんと持っていかなきゃね、と思いを馳せつつふと時計を見るとはや12時。
いけね、もう出なきゃ。
よっしゃ、出発進行!ナスのおしんこう!!(←浮かれ過ぎ)
広尾あたりだから原付で行けるだろ、とタカをくくっていたのだが、道に迷い気味。
地図は持って出たのだけど、とりあえず明治通りへ出るはずが、なんだか間違った模様。
・・・ここはどこでしょう?
大して難しくもないはずなんだけどなぁ。
目的地は恵比寿駅から駒沢通りをまっすぐらしいので、とりあえず駒沢通りをさがして右往左往。
刻々と時間は過ぎてゆく。
やばい、ちと焦ってきた。
時計を見ると12時45分。
あと15分しかないじゃん!
どこだー駒沢通り!
と、そこに「駒沢通り」と書かれた求めていた道路標識発見!
よしっ!間に合う!
しかし、駒沢通りにぶつかるT字路だがどっちだ?
左が恵比寿駅ってなってるから、右か!
うおりゃ爆走!
会場の目印、広尾三丁目交差点ってまだかー!
しかし行けども行けどもたどり着かない。
恵比寿駅から徒歩で15分って書いてあったから、原付なら2・3分くらいなものだろうに。
ふとまわりを見ると住所が「目黒区中目黒」ってなってる。
・・・ひょっとして逆走してない?
うおおお、しまったー!
猛スピードで折り返し、恵比寿駅を通り過ぎ、しばらく進むとようやく広尾三丁目交差点発見。
時計を見ると13時10分。
ぐはっ!
遅刻だ・・・。
いや、でも、しかし、行くしかない。
もう歌とか始まってたら、入りづらいなぁ。
腹を決めて高級レストランの入口を開くと、食事中の面々の視線が一斉にオイラに集まる。
・・・見るなよ。
でも、先に食事か。
ごっちん登場はまだのようだ。
良かったー。
受付を済ませ席へ。
みんなもう前菜が終わったところのようだ。
汗にまみれたオイラにはようやく前菜が運ばれてくる。
もうね、食べたけど、味なんかわかりませんよ。
その後肉も出てきて、柔らかいってのはわかったけど味わうところまで脳が対応してない模様。
それでもデザート食べる頃になってようやく落ち着いてきて、改めて周りを見てみるとジャケット姿の人々がたくさん。
男女比は9対1位かな。
こいつら普段は変なハッピとかTシャツとかヲタっぽい格好してるんだろうけど、フツーだな。
今日そんなカッコしてきたら入れないだろうし。
・・・おや?
そういえばオイラ焦りすぎてて、ジャケット着てない・・・。
あ!受付で預けたカバンの中だ。
昨日買った意味ないぢゃん・・・。
一人だけTシャツ・・・。
襟のついてるやつだからまだ良かった・・・。
そんなこんなで食事の時間も終わり、いよいよお待ちかねのコンサートタイム。
ステージ(と言っても少し段が高くなっている程度だが)前に席も移動。
って近っ!
こんな近くでごっちん見たらバチ当たりませんか?
ああ、神様ありがとう。
で、しばらく待ってるとステージ上に演奏のバンドの人たちが現れた!
いよいよか!
いかん、緊張してきた。
おおお!奥から誰かやってくる気配が!
そしてついにその時が!
ごっちん登場!
!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!
(↑プレミア21秒間ロングフリーズ)
こ、これは夢か幻か!
ごっちん本物じゃないか!(←あたりまえ)
なんという笑顔なんだ!
脳内に電流が走ってショートしたよ、マジで。
そして始まる生ライブ。
際限なく長くなるので端折りますが、想像してたよりも本当にたくさんの曲を歌ってくれて本当に大満足。
会場の雰囲気にあわせてバラード系の曲が多かったのもあるが、いつもより大人っぽさ+402ペリカごっちんが堪能できました。
3つだけ挙げるなら、ソウルフルだった「I WISH(ごっちんソロver.)」と各テーブルを回ってくれた「渡良瀬橋」と個人的に大好きな「涙の星」が特に印象に残ってます。
いやー全部良かったが。
MC時にマイクに歯をぶつけてたのもオモシロかった(笑)。
そんなこんなで楽しい時は過ぎ、退場するごっちんを涙と鼻水を流しながら見送ったオイラ(←ウソ)。
席に戻るとコンサート中にごっちんに、アンケート用紙読むのでみなさん書いて下さいね、と言われたので必死に書きました。
こんなん書いたの初めてですわ。
内容は・・・秘密。
しかし!この日はまだ終わらない。
なんでもごっちんが自ら出口でみんなを見送ってくれるとのアナウンス。
ふーん、手を振るくらいしてくれるのかな?
アンケート書き終わって準備できたら、帰る人の列に並んでくれとさ。
入魂のアンケートを書き終え、その列へ並ぶ。
前には20人程が並んでいたのだが、なかなかその列が進まない。

何やってんだ?
このぐらいの人数が出るだけならすぐだろうに。
それとなく前のほうを窺ってみると、出口の前にカーテンが設けられてて、スタッフにひとりひとり呼ばれてその中に入ってる。

出るときに「ありがとー」って手を振られて終わりかと思ったがそうではないらしい。
じゃ、なんだ?
この後オイラの小さな疑問もすぐに解消されることとなる。
戦慄と共に。
・・・ん?
!!!
もしかして!
ちゅうか間違いない!
しゃ、写真撮ってる!
ポラロイド?!
え?誰と?
んなまさか!
まぢか!
そんなことがありえるのか!
この様子だと一人一人と?!
とんでもねー!
スゲーよ!
ちゅうことは、あれか、またしゃべれるのか!
うわわ、そんな急に!
心の準備って物があるじゃんよ。
つか前にもう4、5人くらいしかいないぢゃん!
俺気づくの遅い?
急に焦って来たよー!
うわ、もう前に一人だけ!
早いよ!
え?次オイラ?
預けたカバンの番号?
えーと、はいこの札21番です。
アンケートはここで渡すんですか?
じゃ、お願いします。
このカーテンの前で待機してればいいんですね?
呼ばれたら中に入れと。
はい。
・・・って、もう切羽詰ってる!!!
うわわわ、考える暇もねー!
とそんなオイラに容赦なくお呼びがかかる。
「次の方、中に入って下さい」

kた
おk
ででででわははははいりまふ
必死の思いで足を踏み出したその先に!
そこにはっ!
目の前にごっちんがっ!
降臨っ!
ホンモノジャナイデスカ。
カオチイサイヂャナイデスカ。
・・・これは現実とは思えない。
いや、だって、ねぇ。
「それでは横にならんで下さい」
とカメラを構えたスタッフに呼びかけられ、ごっちんの横へ。
とっさに顔とポーズを作る。
撮影。
終了。
と、その後は自然と流れでガッチリ握手(!!)
&会話(!!!)。
何話したかは・・・秘密にさせてください。。。
会話と呼べるようなものではなかったが。
で、スタッフにポラを受け取り扉の外へ。
終わった・・・。


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